BMW C1 Special Preview

Family's Friendのコクピット  それではコクピットをのぞいてみよう。
 まず一番に目に付くのはハンドルから生えているレバーの数々だろう
 黒いレバーはセンタースタンドのロック/リリース用レバーで、 上に引き上げてロック、下に引き下げてリリースするものと思われる(前輪が固定されていたので実際に動作せず)。
 赤いレバーはシートベルトの非常リリース用レバーになっており、 手前にチョイと引くと、たすきがけになっているベルト2本が同時にリリースされる。
 確かにこれは便利なのだが、普通の自動車用シートベルトと同様、 バックル自体にリリース用ボタンがついている事や、このレバーだけ赤くなっている事から、 事故などで転倒した時に、速やかに脱出する&救助し易くするための、 エマージェンシー・レバーという考えなのだろう。

 とにかく複雑そうなハンドルまわりは、かなりのスイッチが乱立している。
ワイパーやウオッシャのスイッチもここに集約されているのだが、扱いにくいというレベルではなかった。
 それにしてもこのモーターサイクル然としたブレーキレバーの大きさには感心させられる。 タッチも良好で、制動面においての力の入れようはかなりのものだ。

 せっかくコクピットを覗いているのだから、そのへんの説明でも。
 ほとんどダッシュボードといった感じの造形を見せるフロントパネル部。 その中でも独立したメーター内部には、各種ワーニングランプと燃料計、そして130km/hスケールのスピードメーターが1つ。
 パネルの向かって右側には小物入れとキーホールが見える。左側には各オプション用のスイッチがある。
 フロントカウルはバイザー状に足下を覆っているので、このままで雨に濡れる事はあまり無さそうな印象。 フロントサイドに開いたスリット(ラジエタの放熱用?)も”らしさ”を演出しており、非常にカッコイイのである。

 さて、この2点の画像で気付く人も多いと思われるが、装備に若干の違いがある。
 グレード的にExecutiveの方が上なので、当然いろいろな装備が組み込まれている
 ぱっと見ただけで携帯電話ホルダ、小物用ネット、フタ付小物入れ(左側のフロントパネル部)など。 他にもいろいろとあるようなのだが、これがグレード違いでも装備できるのかは不明である。

Executiveのコクピット

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